一番は勉学です。オーストラリアの大学に進学した理由の一つは、勉学に打ち込める環境に身を置きたいという思いからでした。興味がある分野の講義を片っ端から受けて、一番関心の強かった経済学部を学んでいきました。
オーストラリアの大学は「卒業するのが大変」と言われていて、学期の期末試験では、毎回1ヶ月くらい朝から晩まで大学の図書館にこもって勉強していました。それはもう気が狂うレベルで。
勉学以外では、自分で事業を立ち上げてみたり、大学で働いたり、企業間通訳や翻訳をやったり。興味がある仕事と、自分のスキルをフルに使える時給の良い仕事をしていました。
大学卒業後、日本へ帰国し事業を立ち上げました。はじめは越境EC(※)の事業と海外のメディアサイト立ち上げを行い、2年後に事業売却。その元手でWEB制作の事業を行っていました。
※国際的なEC。主に海外に向けて商品を販売することを目的としている。
当時は社会に出たことのない、右も左も分からない状況で、会社の経営や数字、マーケティング、営業、交渉、サイト作りなど、すべて手探りながら夢中で進めていきました。
昼夜問わず働いていましたが、すべて自分の裁量でやっていたので、苦もなく楽しくやっていましたが、今振り返ると、未経験の若造がよくこんなことやっていたな、と恐ろしく感じます(笑)。
自分の会社で新規事業をやりたいと考えていましたが、25歳の若者が経営する小さな会社で規模の大きな事業を行うには、スキル、金、人、モノなど、あらゆる面で不足していることを痛感。そのすべてが揃っている環境で「もっとデッカイ事業がしたい」という思いが芽生え、新天地を探していた時に出会ったのがイングリウッドでした。
入社の決め手は、代表の黒川をはじめ、優秀な人材に囲まれ、ビジネスパーソンとして最短でさらに上へと駆け上がっていけそうだなと思ったこと。
本人がやりたければ、とことんやらせてくれる環境や、自由な裁量でのびのび仕事できるのもポイントとなりました。
データテクノロジー事業本部のアドテクノロジーチームに所属し、WEB広告を通じて、クライアントの商品やサービスを売る仕事をしています。TVCMのような商品の認知目的の広告とは違い、実際にお客様の購入に繋がる「獲得型広告」と呼ばれるものです。一般的に「鬱陶しい」と思われやすい広告の世界で、ユーザーの心の底を揺さぶり、購入(行動)に繋げる「商品を売る広告」は、ある意味、究極のマーケティング。なぜなら、その広告を見ただけで、ユーザーの心情や行動を変化させ、AIDMA(※)を瞬時に進めることができるからです。
※消費者の購入決定プロセスの一つ。
具体的な業務は、広告の立案から、制作、配信媒体などの戦略決め、実際の配信実績の数値を見てPDCAを回して改善など多岐にわたります。高速で正確なPDCAを回すこと、クリエイティビティが肝となる事業なので、「マーケッター」や「グロースハッカー」と言われることも。
こうしたクライアントワークの他、他部署との合同プロジェクト、チームマネジメントも行っています。
「デッカイことをしたい」と思い入社したので、これからますます成長していくイングリウッドの中で、現在のアドテクノロジー事業や、今後立ち上げたいと考えている新規事業を、会社の大きな柱となる事業に育てていきたいと思っています。