前職は広告制作会社で、デザイナーとしてクリエイティブに長く向き合ってきました。総合広告代理店の大手クライアントと一緒に規模が大きい案件に携わる機会もあり、デザイナーとしての経験値は大きく伸長しました。
充実していた反面、他社のクリエイティブに従事する中で「いつか自社サービスのクリエイティブに携わりたい」という思いも。そんな時に出会ったのが、イングリウッドでした。
社内ブランドの企画開発、クライアント案件のクリエイティブ作成を行っています。ロゴデザインやパッケージ、キービジュアル、WEBページなど、川上から川下まで一貫して携わっています。
デザイナーとしての枠組みを超え、企画の段階から打ち合わせに入ってコピーやネーミング考案に携わることも。SNS訴求やグッズ展開も担当し、これまでにないほど広い裁量でクリエイティブを追求できるようになりました。
本来、クリエイティブの作成に専門特化していくことが多いデザイナー職。しかしイングリウッドでは、多くの社員がいい意味で職種の垣根を超えて業務に取り組んでいます。成長過程のベンチャーだからこそ、マルチタスクをこなす環境があることは、私にとって大きな魅力でした。
業務の守備範囲の広い社員たちとコミュニケーションしながらブランド開発に携わることで、モノづくりに対する視野が広がり、キャリア観にも変化が起きました。ここでなら、デザイナーとしての枠組みから一歩進み出ることができると思っています。
ベンチャー企業と聞くと「忙しそう」というイメージがあるかもしれませんが、私の場合は前職より安定したリズムで働けています。デザイン会社はフレックス制の会社が多く、夜遅くまで働くこともありましたが、イングリウッドは定時の概念もはっきりしていて、みんなメリハリを持って働いています。
興味のあるクリエイティブを吸収する時間も増え、マーケティング事案やトレンド研究もより深くできるように。摂取する情報の解像度が上がってきました。
イングリウッドでの仕事を通して、クリエイターの仕事に幅広さを感じるようになりました。今まではひたすら制作物に向き合う日々でしたが、クリエイティブに留まらない幅広い裁量で案件に関わることで、クリエイティブに対しての「対価」も身近に感じるようになりました。
クリエイティブとビジネスの繋がりを感じるようになったからこそ、どちらの視点にも偏らず、両軸に強いクリエイターになれるはず。このアイデンティティを武器に、自分が携わった商品で世の中の温度を上げていきたいです。