成長を、偶然にしない。
CHRO MESSAGE
松尾 奈美
Matsuo Nami
執行役員 兼 CHRO
2006年株式会社リクルート入社。人事、経営企画を経て、リクルートテクノロジーズにて人事・広報・企画統括等に従事し、エンジニア組織の立ち上げ・拡大に携わる。経済同友会への出向を経て、リクルートのプロダクト部門の広報部長として組織開発と社内外のコミュニケーション活性化に従事。2024年より現職。人事・広報を管掌。休日はキャンプで自然に囲まれてリフレッシュしている。
「3倍速で成長する」。 イングリウッドでよく使われるこの言葉の裏には、ひとつの確信があります。
人が3倍の速さで成長するには、成長につながる経験を、3倍の密度で重ねていく必要がある。私自身、振り返ると成長の転機はいつも、それまでのやり方が通用しない場所に、責任を持って立たされたときでした。ならば、その経験を、意図して、段階的に手渡していけばいい。一人ひとりの可能性と努力が、偶然に左右されず、確かな成長へとつながるように。私たちは、成長の機会を組織として設計しています。
伸びる人に共通する「探究心」というエンジン。
スキルは、学べば後から身につきます。だから私たちが大切にしているのは、スキルそのものより、その人が持つ資質です。何が成長を分けるのか。社内で議論を重ねて行き着いたのが、「探究心」でした。
幅広く興味を持ちながらも、本質を捉え、掘り下げて行動する。クライアント企業が抱える課題の核心を見抜き、最適な解決策を描く。生活者自身もまだ気づいていない不満やニーズを、まだ見ぬ商品やサービスに落とし込む。BtoBのコンサルティングでも、自社ブランドづくりでも、その起点には必ず探究心があります。そして探究心は、最後までやりぬく執着心と組み合わさったとき、成果に変わります。
今、探究心の価値はかつてなく高まっています。AIを手にすれば、調べ、試し、確かめるサイクルを、これまでとは比べものにならない速さで回せる。問いを持つ人ほど、AIによって加速度的に伸びていく時代です。
もうひとつ、大きく伸びていく人に共通するのは、自分を客観的に見つめ、学び続けられることです。「自分はもう大丈夫」と思った瞬間に、成長は止まる。どれだけ実績を重ねても、自分の強みと足りないところを冷静に見つめ、足りないものは自ら学びにいく。その姿勢を持ち続けられる人は、驚くほど伸びていきます。
学びで鍛え、経験で育てる。
人が身につける力には、学ぶことで得られるものと、経験を通じてしか得られないものがあります。私たちは、その二つを意識して分けて育てています。
ビジネス全般の知識や、業務における専門知識については、入社時研修の集中的なインプットをはじめ、さまざまな学びの場を設けています。また、イングリウッドには、マーケティング、商品開発、データ分析など、それぞれの領域で成果を出してきたプロフェッショナルが身近にいて、複数の事業で積み重ねてきた知見に日常的に触れられます。学ぼうとする人ほど、学びの機会に囲まれている環境です。
一方で、お客様の課題を捉え、解決策を提案し、やりきる力は、知識だけでは身につきません。お客様と向き合い、悩み、決め、うまくいかなかった経験を重ねる中でしか育たない。だから、とにかく打席に立ってもらう。
学びと実践は、どちらが欠けても成長は続きません。そのうえで、成長のスピードと角度を決めるのは「どんな仕事を、どう任せるか」だと、私たちは考えています。
人は「任されて」育つ。
私たちは、一つひとつの仕事を、その人の成長につながる「任せ方」で渡すことを大切にしています。誰に何を任せるかは、本人の志向や強み、そしてこれからの成長に必要な経験を踏まえて、組織として責任を持って決める。まずは早い段階で、最初の成功体験を。次は、本人の実力より少し背伸びをした仕事を。そして時には、大きな成長につながるタフな挑戦も。成果だけでなく、本人が「任された」と実感できることにこだわっています。
そして、任せられる打席の数と種類の多さこそが、イングリウッドの最大の強みです。BtoBとBtoCの両方の事業を持ち、食品・ビューティー・アパレル・雑貨など多角的な事業カテゴリと、戦略策定やマーケティングといったソリューションを掛け合わせた組織のかたちだからこそ、年次や経歴にかかわらず、責任ある役割を担う機会がある。さらに、新規事業の立ち上げやM&Aによるグループの拡大を進める中で、事業や会社の経営そのものを担う打席も次々と生まれています。ひとつの会社にいながら、いくつもの事業を経験できる。専門を深めることも、領域を横断して視野を広げることも、経営に近づいていくことも、自ら選べます。
→ 育成の仕組みの詳細は[人材育成・成長支援]ページへ
AIの時代こそ、成長は設計しなければならない。
イングリウッドは、スニーカーの卸とEC販売から事業をスタートした会社です。創業から20年、販売を通じて得たデータを経営の意思決定の中心に置き、独自のデータ分析基盤も自ら開発してきました。データで考え、データで決めることが当たり前の会社だからこそ、AIとの相性は良く、今やAIは、商品企画から需要予測、マーケティング、在庫管理まで、事業の仕組みそのものに組み込まれています。経営陣から若手まで誰もが日常的に使い倒し、組織や仕事のあり方も、AIを前提に変わり続けています。
これまで多くの会社で、若手は基礎的な実務を一つひとつ積み重ねながら、少しずつ事業の全体像をつかんでいきました。今、そうした仕事の多くはAIが担うようになり、かつて成長の糧になっていた経験の一部は、意識してつくらなければ得られなくなりつつあります。
だからこそ、成長は設計しなければならない。AIで生まれた時間を、より難しい仕事、より早い打席に振り向ける。AIはキャッチアップを速くしてくれますが、問いを立てること、決めて引き受けること、人を動かすことは、経験の中でしか身につきません。AIが出す大量のアウトプットから「これが良い」と見極める目もまた、自分で試し、失敗した数だけ磨かれていきます。AIとともに働くことが当たり前になる時代に、人が育つ道筋を、私たちは描き続けています。
スターが、生まれ続ける場所。
新卒入社でも、キャリア入社でも、大きな打席を担うメンバーが次々と生まれています。20代でブランドのマーケティング責任者を担う人。20代後半から30歳頃で、子会社社長や100億円規模のブランド責任者を務める人。入社後早々に、新規事業の立ち上げと成長を牽引する人。そして今、「経営チームをもう1チームつくる」を合言葉に、事業や経営を任せられるポジションも増え続けています。
先頭に立ち、事業を率いる人。専門性を武器に、成果の質を高める人。人の力を引き出し、組織を強くする人。活躍のかたちはさまざまで、その誰もが、イングリウッドのスターです。
そして、どのスターの道のりにも、たくさんの失敗があります。私たちは、挑戦の結果としての失敗を受け止め、次の挑戦につなげることを大切にしています。その過程も含めて正直に見せながら、多様なロールモデルを示していきます。
目指すのは、「最強の人材を創出するエクセレントカンパニー」。探究心を武器に、学び続け、自分を変え続けられる人。リテールに革命を起こす側に、自ら立ちたい人。一人ひとりの成長を、私たちは本気で設計します。新卒として最初のキャリアを踏み出す方も、これまでの経験を次のステージで試したい方も。ともに挑戦できる日を、楽しみにしています。


