人を育て、ブランドを育てる仕組みをつくる
INTERVIEW
品川悠輔
Yusuke Shinagawa
- 入社
- 2019年中途
- 事業部署
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リテールコンシューマ事業部 Health&Beautyチーム
- 職種
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マーケター
- 役職
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シニアマネージャー
アミノセルス製薬株式会社代表取締役(兼任)
- キャリア
- 大手広告代理店出身
明治大学卒業後、2016年に株式会社セプテーニ入社。Web広告領域を3年間経験した後、2019年4月イングリウッドに入社。D2Cブランドの広告運用支援を多数経験し、2021年に子会社のアミノセルス製薬株式会社の代表取締役に就任。現在は同社の代表兼イングリウッドのHealth&&Beautyビューティーチーム長として、ビューティー・ヘルスケア領域における自社ブランドを牽引している。
※内容はインタビュー当時のものです
目次
──「モノづくり」により近い場所で挑戦できる環境を求めて
──支援者としてD2Cというビジネスモデルへの知見を深め、子会社の社長に就任
──「人」を育て、「ブランド」を育てる人材へ
「モノづくり」により近い場所で挑戦できる環境を求めて
──これまでのキャリアについて
2016年に新卒でウェブ広告代理店のセプテーニに入社し、広告運用コンサルタントとして3年間、大手クライアントのメディアプランニングや運用コンサルティングを担当しました。GoogleやYahoo!のリスティング広告からディスプレイ広告、YouTube広告まで幅広く経験し、自分の中で広告のことは一定やりきったという感覚がありました。次のキャリアステップとして、より事業の根幹に近い事業会社やメーカーに行きたいと考え、転職活動を始めました。
──イングリウッドを選んだ理由
イングリウッドの一次面接で社長の黒川と話したことが大きく影響しました。大手の事業会社も見ていましたが、黒川が話すイングリウッドのビジョンや、人生観が非常に印象的で、「この会社は面白そうだ」と直感し、イングリウッドに入社を決めました。
支援者としてD2Cというビジネスモデルへの知見を深め、子会社の社長に就任
──イングリウッドでの仕事内容は?
入社後は自分のこれまでの経験を活かし、特に健康食品や化粧品の領域のクライアントを中心にD2Cのマーケティング支援事業に携わりました。WebマーケティングからCRMまで横断的に関わる中で、広告に限らず、商品のコンセプト設計やパートナー企業との調整、在庫管理や定期購入の仕組みづくりなど、D2Cというビジネスモデル全体の知見を深めていきました。その後、アミノセルス製薬株式会社が子会社としてイングリウッドグループにジョインする際に、代表取締役に就任しました。
現在はアミノセルス製薬株式会社の代表取締役を務めながら、イングリウッドの自社ブランド、特にヘルスケアやスキンケア・ヘアケアなどのビューティーを扱う部署の責任者として、各ブランドの事業計画の策定や予算管理、他部署・パートナー企業との連携、チームメンバーのマネジメントなどを担っています。例えば2024年5月にローンチし、美容家のMEGUMIさんがフルプロデュースするスキンケアブランド『Aurelie.(オレリー)』も、その一つです。スキンケア業界を牽引するようなブランドへと成長させるためにメンバーと日々コミュニケーションをとりながら、事業運営を行っています。
──子会社代表として意識していること
これまでマーケティング支援の経験はあっても、ブランドの立ち上げ、商品企画・開発、マーケティング、CRM、フルフィルメントまで全てを見る、ということは初めての挑戦。各プロジェクトをリードするということだけでなく、組織として機能させることも同じくらい重要で、自分自身の力不足を痛感することもありました。会社の経営に携わるということは、D2C領域の「支援」の延長ではありません。当事者として事業と組織を牽引をするためのスキルと視座が必要だと思い、ブランド運営や経営について社長の黒川から直接フィードバックをもらえるように直談判もしました。その結果、少しずつチームとしての結束力も高くなり、ブランドの成長にもつながっていきました。
「人」を育て、「ブランド」を育てる人材へ
──今後のイングリウッドでの目標と挑戦
「Aurelie.(オレリー)」はMEGUMIさんがフルプロデュースするエイジングケアブランドです。情報感度の高い30〜40代女性をメインターゲットに、自然由来の力に皮膚科学を融合させたスキンケア商品を展開しています。ありがたいことに累計販売本数は400万本を超え(2025年12月現在)、多くのお客さまに手に取っていただくことができています。2025年9月にはアットコスメストアでポップアップショップを期間限定オープンしたり、LOFTでの店舗販売をスタートさせたりするなど、D2Cブランドの領域を超えてより多くのお客様に体験いただきやすいブランドへと進化を続けています。
今後さらに多くの人に手に取ってもらい、だれもが知っていて長く愛されるブランドに成長させていきたい──というのは大前提で、それ以上に「ブランドとしての信頼性を確立すること」が重要だと考えています。売上は結果であって、そこに至るまでのプロセスに本質がある。ユーザーにとって必要とされる商品をきちんと提供し、継続的に価値を届ける。イングリウッドがこれまで培ってきた商品販売のナレッジやソリューションをフル活用することで、これらを実現していきたいと考えています。
また、個人としては「自分がブランドを育てる」から「人を育て、ブランドを育てる」フェーズに移っていきたいと考えています。アミノセルス製薬としてもブランドを増やすことも見据える中で、全てを一人で担うことは難しいです。だからこそ、ブランドマネージャーを育てること、そして彼らがヒットブランドへと導くための運営体制を作ることが、今後のテーマです。チームで成果を出せる、強いブランド運営の仕組みを作っていきたいですね。